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2017年09月29日
変わったお名前だなと思ったのが最初の第一印象で、走ることが余程お好きな著者なんだろうと思い本書を手に取りました。
本書の冒頭でも、やはり走りことが好きだったのか(笑)と直球で書かれており本編も不動産投資における大家業を分かり易く丁寧に書かれています。
さすがに走って物件調査に行ける人は少数派でしょうけど、不動産投資を始められたい方がいらっしゃれば、大きく実践されている方の派手さはありませんが地に足がついた行動の軌跡が記されているのでとても参考になると思います。
【P58】指値を売主に交渉してくれる不動産屋の社長さんが現れたり、一度断られた地方銀行にリベンジしたり、【P110】営業マンと仲良くなるコツ、【P133】の銀行員には言ってはいけない禁句であったりと
不動産投資は投資と言え、事業であり、人と人が関わる事業で大切なことを掴んでらっしゃるお人柄が私には伝わってきました。
まだ棟数や事業規模では、業界における先行者からすれば取るに足りない実績なのかもしれませんが、私自身はこういった人柄、人間性がこれからの時代には絶対に外せない最優先事項だと確信しております。
私の携帯のアドレス帳には仲介さんの営業マンが300人以上入っています。中が良い人は30人にも満たないです。お店も200店舗以上入っていますが弊社の無理を聞いてくれたり、頼りにしたりされたりしている店舗さんはやはり20店舗にも満たないです。
売買で良くご紹介をさせて頂く営業マンが約5名。
たった5人でも一軒当たり売買単価が何億円となれば年間にすると7億とか8億とかご紹介していることになります。
銀行の融資で高い金利で借りてらっしゃる大家さまの借り換えのご提案をする銀行マンは2人です。お取引行は10行以上あってです。
いつも決まった人にお話しするのは相性もあるとは思いますが、人間性や仕事の速さ的確さによります。
曖昧なことを言う人はまず仕事ができないと思っていた方が間違いないです。仕事の遅い人も論外です。
そんな私なりに考えていたことを、実践する大家さんとして分かりやすく書かれている本書は何から実践したら良いか迷われている大家さんにお勧めです。
と、この書評を書くキッカケはFacebookで偶然繋がりを得たからなんです。
先日、お気に入りの革靴のメンテナンスをイオンに入っている有名チェーン店に出して、色を剥げ剥げにされてしまって困っていました。。。
途方に暮れて何気なしにインスタグラムをブラブラしていたら靴のカッコよい写真が載っていたのでHPを覗いてみると非常に靴への愛情を感じるHPでした。
ウィング愛知のそばにお店があるようなので、仕事のついでにお気に入りのパラブーツ(UA限定の紺色)を頼みました。
結果は当然、ものの見事に色合いも革の艶も復活させてくれました。
後で知ったのですが、店主がTVに出たりして名古屋では結構有名なお店だったようです。
私にしてみれば、お気に入りの靴を剥げ剥げにされて悲嘆にくれていた時、インスタグラムたまたま見つけた靴好きのお店だったのですが結果として良いお店と知り合えることが出来て、これからはずっとそのお店に革靴のメンテを頼めるので靴好きとしてはとても安心です。
この偶然見つける良いご縁ってのがこれからのSNS時代には本当に、本当に大切になってくると思います。