2020年12月07日
賃貸物件は長く、多くの方に住んでいただくために定期的にメンテナンスが必要です。
オーナー様は、内装や外装の美観、セキュリティーの向上、設備のグレードアップなどさまざまなことをおこなっているかと思います。
建物や設備が古くなったら壊れてしまわないように新しいものに取り換えますよね。
それと同じように劣化、故障してしまうあるものについて今回は書いていこうと思います。
それが、
給湯器
です。給湯器は風呂を入るときや手を洗う時に使用する水を温めるために必要な設備です。
これがなかったり、使用できないとお風呂に入れない、、こともないですが、入居者さんには辛い思いをさせてしまうことになりますね。
しかし、この給湯器、一度買ったらそのまま~ですと機械ですので壊れてしまいます。
今回は給湯器、なかでも
ガス給湯器
の種類や寿命についてご紹介していきます。
あまり目立たないけどないと困る給湯器についてしっかりと学んで、物件の設備維持に努めましょう!
【本記事の内容】(クリックしたら飛べます)
ガス給湯器のしくみ
給湯器とひとことでいってもいくつか種類が存在しているのです。
ここでは、その給湯器の種類についてご紹介していきます。
ガス給湯器は、ガスを燃料として水をお湯にする仕組みです。
水が通っているパイプを熱交換器という機械でガスを使用して熱することで温めています。
水をお湯にする燃料はガスですが、給湯器自体は電気を使用して動きます。
そして、このガス給湯器はさらに分類が可能です。
給湯専用タイプ
こちらのタイプはお風呂やキッチンの水をお湯に変えることができるシンプルなものです。
ただ、全国賃貸住宅新聞で発表されている「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まるTOP10」2019年版でファミリー向け・家族向けのランキングで両者ともにランクインしている
追い焚き機能はついておりません。
そのため、費用はこれから紹介するものよりお安くはなりますが、やはり追い焚き機能はマストなのかなとも思います。
オートタイプ給湯器
オートタイプのガス給湯器はスイッチを押すとあらかじめ設定してあるお湯の量・温度でお湯をためてくれます。
そのほかにも、追い焚き機能も搭載されているため、お湯を無駄にすることなく、湯船につかることが可能ですね。
足し湯機能もあり、ボタンを押すと足し湯が可能で、ゆっくりとお風呂を楽しめます。
フルオートタイプ給湯器
こちらはオートタイプについている機能はもちろん搭載されているほか、足し湯機能がスイッチを押すことなく、自動で足し湯されるようになってさらに便利になっています。
さらに、追い焚き配管を洗浄する機能も搭載されているため、いつでも浴槽が清潔な状態を保ってくれます!
素晴らしい!
ただ、やはり高性能な分値段はお高くなってきます。
入居される予想の年齢やお住まいになる人数に合わせて給湯器を選ぶとよいですね。
給湯器には【号数】があります
給湯器には機能によっていくつか種類が存在していますが、それだけでなく、1分間にお湯を出すことのできる量で分けられた
号数
があり、それも予想される入居者のタイプ(ファミリー向けか、単身者向けか)に合わせたものを購入する必要があります。
賃貸物件で多く使用されている家庭用給湯器の号数は16号・20号・24号の3種類です。
16号は1分間に16L
20号は1分間に20L
24号は1分間に24L
お湯を出すことが可能です。
号数が大きくなればなるほど、使用できるお湯の量も増えるのですね。
単身者向け物件であれば、一度に複数の箇所でお湯を出すことは少ないため、16号で十分とされています。
単身者向け物件でなくても、2人で住まれるような物件でしたら、お湯の使用量はそこまで多くないと考えられるため、20号がおすすめです。
ファミリー向けの賃貸物件ですと、お風呂でおいだき+シャワーを流していたり、キッチンでは洗い物をしていたりと、たくさんお湯を出せる力が必要なため、24号がおすすめです。
給湯器の平均寿命
今さら給湯器の説明なんか聞いてももううちの物件にはあるし、、、お思いのオーナー様、その給湯器、寿命が近づいているかもしれませんよ!
ガス給湯器の寿命は平均して10年ほどと言われています。
ただ、入居者さんの使用方法や頻度によっても変わってくるのであくまで目安です。
・給湯器からの異音
・浴槽にためたお湯が普段よりもぬるい
・蛇口から出るお湯の温度が上下する
・追い焚きができない
・給湯器から煙が出ている
このような症状が入居者さんから報告があった場合は、あったら寿命、あるいは故障している恐れがあります。
使用してまだ年数が経っていないときは修理のみで復旧する可能性がありますが、10年以上変えていない場合はおそらくガタが来ているので交換するとよいでしょう。
給湯器の使用年数を一度確認してみましょう
寿命は10年とされているため、こまめな取り替えが必要なわけではありません。
しかし、賃貸物件の所有から10年以上経っていて、まだ一度も給湯器のメンテナンス等をしていない場合は寿命が近づいているかもしれません。
壊れてしまうと入居者さんがお風呂に入れなくなってしまい困ってしまいます。
快適な暮らしを提供するためにも、給湯器にも気を遣ってみるとよいですね。
弊社では名古屋で賃貸物件の管理・リフォーム・リノベーション・修繕等をおこなっております。
給湯器の交換だけでなく、どんな賃貸物件に関するお困りごともぜひご相談ください!
お問い合わせは
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