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2017年06月20日
こんにちは。
梅雨入り宣言があったのにも関わらず、晴天が続いてますね。
本日は、梅雨時~夏の時期に要注意のシロアリについてです。
シロアリは、木材の中に蟻道を作り、大切な家の床や柱をボロボロに食い散らし、湿った木材が大好物です。
なんと言っても、柔らかく、食いつきやすいので、蟻道が作りやすいのですから。
ですので、雨が多く湿気の多い梅雨は、シロアリにはとても過ごしやすい時期です。
家をシロアリの被害から守り、長持ちさせるためには、夏にシロアリがよりつきにくい環境作りがポイントになってきます。
床下の湿気対策(「床下調整剤」「床下換気扇」「床下に石灰を撒く」など)をとったりする手もありますが、
一度、シロアリが巣(コロニー)を作ってしまったら、
完全に駆除することはかなり困難と言われています。
RCや、軽量鉄骨のマンションでも、内装材(天井・壁・床)は木で組んである場合がほとんどです。
実際にシロアリを見たことのある人は、少ないのではないでしょうか。
シロアリは木を主食とする昆虫ですが、木の表面には出てこないため普段目にすることはありません。
気付かないうちに、どんどん被害が深刻化しているケースがあります。
目に見えるところに被害が出てきたころには、下地の木材がカスカスに食い荒らされていたり。
ひとつの部屋ではなく、複数の部屋で被害を受けていたり。
■春~夏にかけて羽蟻を沢山見た。
■床がフワフワと浮いたようになっている。
■床がギシギシ軋む。
■水漏れなどがある。もしくは、水漏れがあった。
■床下の湿気が多い。 など。
シロアリは巣を壊滅させないと駆除する事は困難で
このシロアリの巣を探し出す事が駆除への第一歩となります。
シロアリの巣が特に多く見られる場所は水廻りが多く、
お風呂場(ユニットバスではなく在来工法のお風呂は要注意)、トイレ、玄関、キッチンなどに集中していますので
床下に潜りこの周辺を重点的に点検します。
しかしシロアリの巣は土中や壁中などにありますので
見て目で発見する事が難しいのが現状です。
まず床下を確認する際には基礎や束などに蟻道と呼ばれる蟻の通り道が無いかを探します。
床が浮いているような場所なども重点的に点検します。
シロアリは外側を残して中だけを食べますので土台や大引きなどは叩いて音の違いを確認します。
中が食べられてる場合は音が軽い、他とは違う音がするなどの違いがあります。
被害が広がる前に、いち早く気付けるよう、日ごろからチェックが大切ですね。